建築家 池原義郎と対談
先生の建築論から、建築への姿勢を大いに語ってもらいました。 特に自分の主体が基本であること、社会 時代に対しておもねない・・・気持の問題が、大事であること。 特にカントの思想に影響を受けられたこと、すなわち オートノビー 初めに個があること それから社会にアプローチすることは、矛盾しないこと
特に 戦後流行った、住むところのない時代に議論された、建築のゾーニングについては、大変否定的でした。 すなわち全体があり、個がそれに従属するのはおかしい。 個がありそれから全体があるとのお考えでした。 初め個がありそれから社会にアプローチすることは、なんら 正当であり、矛盾しないとのこと。
ご自宅は、所沢トトロの森に隣接しており、大変閑静なお宅で、現在 ご夫婦とお年寄りの3人で住んでおられます。 先生は当初 物理学者になりたくって、それから 生物学者に成りたかったとか。 ご長男が、いま 物理学者でご活躍です。 どうも 建築家のせがれは、建築家にならない人が多いようで、村野藤吾のせがれ豪さんも建築家の道を歩まれませんでした。
なお 長崎の26聖人の建築には、若き池原義郎が関わったことは有名ですが、埼玉では、川島 遠山記念館に今井先生のもと仕事を途中まで手伝ったとのこと、(これには内緒の話があったことを聞きました)
今後 頻繁に建築家 池原義郎に会いに行く機会が多いと思います。 別れしなに 著書 「光跡」をサイン入りで頂きました。 今晩 一気に読み上げるつもりです。
maeda